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17/07/2008 19.04.39



教皇とWYD参加者らとの出会い、シドニー湾で教皇の歓迎式






教皇ベネディクト16世は、17日午後、第23回世界青年の日(ワールドユースデー、WYD)シドニー大会の参加者との交流に入られた。

WYD開幕より心待ちにされた教皇と世界中の若者たちとの出会いは、夕刻の美しいシドニー湾を舞台に行なわれた。

広大な湾の一角、ローズ・ベイから白いフェリーに乗船された教皇は、WYD参加者らが待つバランガルーの埠頭に向けて出発された。

船上には5大陸を代表する青年たちも同乗し、教皇は船首で国籍も様々な若者たちに囲まれ親しく歓談された。

フェリーは豊かな緑地帯や、オペラハウスをはじめそびえ立つ近代建築群など、様々な表情にとんだシドニー湾をおよそ40分間にわたり航行。教皇は海風に吹かれながらその素晴らしい景観を堪能され、シドニー出身の若者たちが加える説明に興味深くうなずかれていた。

一昨日WYD開会ミサが行なわれた会場、バランガルー突堤に教皇のフェリーが到着すると、15万人の若者たちの大歓声がわきおこった。埠頭に入りきれなかった参加者らは付近の会場で中継スクリーンを通してこの歓迎式に参加、その総数は50万人にものぼった。

歓迎式はアボリジニのダンスをはじめ、オセアニア地域の民族舞踏や音楽に彩られたものとなった。

教皇は若者たちへの言葉で、世俗化された現代をキリスト者の信仰の目を持って生き、特に神が創造された素晴らしい自然環境を守り、神の似姿に造られた人間の尊厳を基礎とした社会環境を築いていくことの大切さを強調された。

今日の社会に広がる相対主義が、あらゆる経験をよしとする中で、善悪の区別の喪失、偽の自由、道徳的・知的混乱を招いていると教皇は指摘。人生は単なる経験や出来事の羅列ではなく、真・善・美の追求であり、その中に幸せと喜びを見出すのですと教皇は述べ、真理、道、いのちであるキリストこそが、すべてを与えてくれると話された。

歓迎式終了後、教皇は滞在先のシドニー司教座大聖堂・大司教館に向かわれた。教皇の特別車パパモービルが、湾岸道路をめぐり、市内の大通りを進んでいく長い道のりには、冬季のためすでに日が暮れ、寒さの増す時刻にもかかわらず、元気に手を振る若者や市民たちの列が絶えることなく続き、その温かい歓迎ぶりが印象付けられた。


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