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30/10/2009 12.39.38



教皇一般謁見・カテケーシス要約(2009.10.28)






教皇ベネディクト16世は、バチカンで28日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は中世の神学者たちの考察を続けながら、神学の2つのモデルとして「修道院神学」と「スコラ神学」を紹介され、その豊かな精神遺産を今日も大切に受け継いでいくよう招かれた。

教皇のカテケーシスの要約は以下の通り。

************************************************

親愛なる兄弟姉妹の皆さん

中世の偉大なキリスト教思想家たちをテーマとする中で、今日はグレゴリオ教皇による改革が行われた時代の、神学の刷新期に遡ってみましょう。

12世紀はヨーロッパにおける霊的・文化的・政治的な覚醒の時代でした。この時代に神学は、神学自身の本性と研究方法に対する自覚をさらに深め、新しい問題意識を持ち、13世紀の偉大な神学学派への道を開きました。そこから、聖トマス・アクイナスや、聖ボナベントゥーラの時代に入っていくのです。

この頃に現れた2つの神学の基本的モデルは、当時中世の大学の先駆的役割を担っていた「スコラ(学校)」と「修道院」にそれぞれ結びついていました。

「修道院神学」は、聖書や教父たちの著作の祈りを伴う深い観想から発展し、それらの内的な統一と精神的な意味を強調しながら、キリストの神秘を中心とした神学を構成していきました。

「スコラ神学」は、論理学などを通して信仰の理解を深めることを目指し、それは「神学大全]と呼ばれる大きな作品にまで到達しました。

今日もなお、信仰と理性の調和に対するこの信頼は、私たちの抱いている希望についての説明(1ペトロ3,15)を明らかにすると共に、信仰が理性を自由にすることを示し、人間の精神を神そのものでもある完全な真理の観想へと至るようにしてくれるのです。


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