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04/11/2009 18.43.09



信仰と愛における真理に貢献する神学、教皇一般謁見






教皇ベネディクト16世は、バチカンで4日、水曜恒例の一般謁見を行われた。

謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は中世のキリスト教著作家・思想家をテーマとしながら、前回行った修道院神学とスコラ神学の考察を続けられた。

12世紀の神学の2つの主要な流れである修道院神学とスコラ神学を対比されながら、教皇は前者をある意味で「心の神学」、後者を「理性の神学」と呼ぶことができると話された。

教皇は当時この両学派の間に生まれた熱く幅広い議論を象徴するものとして、2人の重要な神学者、クレルヴォーの聖ベルナルドとアベラールの間の論争を取り上げられた。

修道院神学を代表する聖ベルナルドは神学において「信仰」に重きを置き、一方、アベラールは「理性」をもとにそれを理解しようと努めた。

ベルナルドにとって信仰は聖書の証しと教父たちの教えに基づく内的な確信であった。彼にとって神学の唯一の目的は、神との生き生きした親密な経験を養うということであり、神学は神を常により愛するための助けになるものであった。

アベラールはこれに対し、神学への別の捉え方を持っていた。アベラールは、フランスのブルターニュに生まれ、その類まれな知性を学問に生かし、哲学の研究の成果を神学に応用した。知識人・弁論家としての名声高く、その門下には多くの生徒が集まった。宗教的精神に恵まれ、教会との一致を保っていたが、師や他の神学者たちとの衝突を起こすこともしばしばであった。

1140年のサンス公会議で、アベラールの教説のいくつかの誤りを指摘したのはベルナルドであったが、それは哲学の過剰な導入がアベラールの神学の教えを脆弱なものにする危険があったゆえであると教皇は話された。一方で、教皇は後の成熟したスコラ神学の発展に対するアベラールの偉大な貢献にも言及された。

教皇はこの両者の神学的比較に、教会の健全な神学論議の有用性と必要を見出されると共に、教会の権威への謙遜な従順の大切さも指摘。これらの神学研究の、教会の信仰を守り、愛における真理を勝利させるという目的は、今日も変わっていないと話された。


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